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農業共済新聞

コロナに負けず 攻めの経営を

【2022年10月3週号】「洋菓子店が経営するイチゴ農園というほとんど例のないブランディングをうちの強みにしたい」と話すのは、薩摩川内市で洋菓子店を経営する有限会社ル・プレジールの畑義康さん(49)。コロナ禍で洋菓子の売り上げが減少したことから、農業法人を立ち上げイチゴ栽培を約60㌃(ハウス3棟)で始めた。農業に新規参入し、新たなビジネスモデルとして前進している。

洋菓子店がイチゴ栽培

 父親が1993年に開業した同店を引き継ぎ、2代目として経営に当たる畑さん。新型コロナウイルス感染症の影響で結婚式などのイベントが減り、ウエディングケーキや引き菓子の売り上げが下がったことから「このまま待っているだけではいけない」と打開策を思案していたという。


▲「洋菓子店ならではの農業経営を目指したい」
と畑さん(左)、石野さん(右)

 
 そんな折、離農するイチゴ農家がいたことから栽培に興味を持った。「イチゴはスイーツには欠かせないが、昔から価格変動が激しく安定供給されない状況だった。自社栽培することでその改善になれば」と挑戦を開始。土地や施設を購入し、農業法人株式会社LPスイーツファームを2021年12月に立ち上げ、栽培を始めた。
 農園管理は、同法人が地域おこしの一環でスポンサーを務めるレイナ川内レディースサッカークラブの選手で農業高校出身の石野佳菜さん(18)が行う。石野さんは「仕事量が多くて大変なときもあるが、イチゴ作りはやりがいがある。極められるように頑張りたい」と意欲的だ。
 
 

強み生かしたカフェも


▲2022年12月にオープン予定の「LP Cafe」

 栽培に取り組む中で、「イチゴの〝魅せ方〟を知っている洋菓子店ならではの提供ができないか」と圃場の横に直売所も兼ねたカフェ「LP Cafe」を7月にプレオープンさせた畑さん。イチゴを使ったシロップのかき氷を提供し話題となった。2022年12月にはスムージーやパフェなどのメニューを増やし、正式にオープンする予定だ。

 
 畑さんは「これから品種を増やし、農園でイチゴ刈りを行えるよう整備を進めたい」と先を見据える。続けて「農園を広げて多くの人に来ていただければ、観光、雇用など地域活性化になる。また、『洋菓子店が行う農業』が新たなビジネスモデルとして農業の未来につながればうれしい」と夢は広がる。

 

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