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農業共済新聞

ショウガ 管理作業車を土寄せ機に

【2022年8月3週号】「無いものは工夫して作るしかない」と話すのは、錦江町神川でショウガ1.4㌶を栽培している命苫(めいとま)政義さん(59)。タバコ栽培で使用していた管理作業車に中耕用の管理機を自ら取り付け、畝(うね)をまたげるように改良。ショウガの土寄せ作業に有効活用している。

 

作業回数が減少 病害の軽減にも

 
 命苫さんは、過去に管理機での土寄せ作業中に、ローターが固い土で跳ね返った衝撃で大けがをしたことから改良を決意。けがの防止になっただけでなく、作業効率の向上、病害対策にもつながった。

 
 ショウガは日光に当たると緑化し、商品価値が下がるため、土寄せが必要となる。また雑草対策にもなるため、これまで土寄せ作業は5~6回行っていた。土あげの深さ、畝立ての角度をレバー1本で調整できるように油圧式に改良したことで、1回で済ませることができた。また、作業回数が減ったことで、土寄せの際にかかるショウガへのダメージも少なくなり、根茎腐敗病などになるリスクも軽減された。
 
 これまでショウガ栽培に伴い、さまざまな農機具の改良に取り組んできた。現在、親種ショウガを拾う作業の軽減を目的に農機具を開発中だ。「親種ショウガを拾う作業は、中腰の体勢が続くため、完成させて作業員の負担を軽減していきたい」と情熱を燃やす。

 

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