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農業共済新聞

パッションフルーツに挑戦 初収穫が楽しみ

【2023年3月4週号】両親とガジュツ(ショウガ科の植物)75㌃やタンカン40㌃などを栽培する屋久島町の鎌田俊(すぐる)さん(37)は、新たな作物に挑戦したいとパッションフルーツ4㌃を導入した。「両親が栽培していなかったパッションフルーツを始めたので、これからが楽しみ」と話し、情報を収集しながら、今年の初収穫に向け歩みを進める。

家族と力合わせて

 鎌田さんは「両親が農業をしている姿を小さいころから見てきたので、自分もいつかは農業をしたいと思っていた」と2022年4月に就農。両親と一緒に農業を始めた。
 農業をスタートさせ、両親が作っているポンカン、タンカンなどのかんきつやガジュツ、野菜以外の作物を作りたいと思うようになった鎌田さん。父・秀久さん(74)と相談しながら新しい品目を導入した。「今作っている作物と時期が重ならない作物がいいと思っていた。いろいろな農家を回って話を聞き、パッションフルーツを栽培することを決めた」と鎌田さんは話す。

 


▲「子どもたちが憧れるような農家になりたい」と生育状況を確認する鎌田さん

 

 栽培を始めるに当たりハウスが必要なことから、低コストで耐久性が高いハウスを専門書で見つけ、導入。国の経営発展支援事業を使いながら、家族4人の力でハウスを建てた。
 


▲仕立て方法について説明する様子

二つの仕立て方で栽培をスタート

 また、栽培では仕立て方法について普及指導員からアドバイスを受けたという。パッションフルーツの仕立て方には従来のアーチ型のつり下げ仕立てをはじめ、最近普及してきたV字型のつり上げ仕立てなどがある。「つり上げ式では従来の仕立て方式より収量が1・5倍向上するとアドバイスを受けたのでそれぞれの方法で半分ずつ試している」と意欲的だ。

 
 「パッションフルーツの栽培を始めてまだまだ勉強することが多い。これからたくさん情報を集めていきたい。今年初めて実ができるので楽しみ」と期待している。
 「農業を始めてから後継者不足について考えるようになった」と鎌田さん。「これから出てくるさまざまな技術を取り入れながら、売り上げを伸ばしていきたい。そして、子どもたちに農業をしたいと思ってもらえるように今は一生懸命頑張っていきたい」と話してくれた。

 
 

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