無駄な灌水を削減 慣行と同等の品質に

「手軽に導入できるスマート機器を地域に広げたい」と桑波田さん
【2026年2月4週号】県立農業大学校農学部野菜科2年の桑波田温士さんは、日射センサーを用いた自動灌水システムを開発し、慣行の手作業による灌水と比べて総灌水量を約4割削減した。
IoT(モノのインターネット)を活用し、5分間隔で取得した日射量を基に灌水を自動制御する仕組み。昨年3月からメロン2アールで試験栽培を行い、無駄な灌水を抑えながら、慣行栽培と同等の生育と果実の品質を確認した。
部品は通信販売で調達。約2万円に抑えた。「市販される部品で構成でき、経営規模を問わず導入が可能だ。幅広い施設で活用できる」と手応えを話す。
卒業後は指宿市で就農し、システムの改良を重ねながら地域農家の課題やニーズに応じたスマート機器の開発にも取り組む考えだ。
「低コストで使いやすい技術の普及につなげたい」と意気込む。



