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農業共済新聞

サトウキビ 収量・糖度が向上 土作りの徹底が奏功

「夏場は散水や除草に力を入れている」と濱田さん

 【2025年6月4週号】奄美市笠利町でサトウキビ2ヘクタールを栽培する濱田義人さん(64)は、2021年の定年退職を機に専業農家となった。徹底した土作りを行った結果、「収量も糖度も着実に上がっている」と手応えを実感している。


 土壌診断の結果をもとに、施肥量は土の状態を見極めて調整し、微生物が活性化する柔らかな土壌を保つことで根張りが向上した。「堆肥をやりすぎても逆効果。どれだけ愛情を注げるかが大事」と話す。


 病虫害対策では、近隣農家と情報を共有。近年はメイチュウによる被害が増えていたが、有効な薬剤を共有することで発生を抑えたという。


 10アール当たり収量は、20年産と23年産と比べ1・4倍に増え、糖度も平均で1・4度上がった。「サトウキビは手をかけた分だけ応えてくれる。収益を生む作物だと若い世代に示していきたい」と意気込む。


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