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農業共済新聞

作業時間が6分の1 牛のストレスも減少

「家族と過ごす時間を増やすことができた」と田畑さん

 【2025年11月4週号】鹿屋市串良町の株式会社Tabata Milk Labo代表・田畑健志さん(32)は、両親の酪農経営を引き継ぎ2022年に法人化した。将来を見据え「少人数で経営を維持するには、搾乳時間を減らすしかない」と考え、23年から搾乳ロボットを活用している。


 乳牛136頭を妻と母、パート1人で管理。牛は24時間自発的に搾乳枠へ入り、ロボットが乳頭洗浄から搾乳・生乳分析までを自動で行う。これまで1頭当たり1日2回の搾乳が平均2・5回に増えた。また、全頭で1回の搾乳に約3時間かかっていたが、枠への追い込みに要する約30分に短縮。田畑さんは「決まった時間に強制的に搾るよりも、牛のストレスが減ったと感じる」と話す。


 浮いた時間は自給飼料の生産拡大に充てる。現在、7割ほどの自給率を10割に高める計画だ。「完全自給は経営の安定に直結する」と話す。


 「限られた人員で牛と向き合い、良質な生乳を生産していきたい」と意気込む。


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