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農業共済新聞

品種改良で経営の向上図る

【2022年2月4週号】「なにも知らずに始めた牛飼いだけど続けてきて良かった」と話す霧島市溝辺町の徳永洋幸さん(44)繁殖雌牛22頭と子牛18頭、初午祭用のポニー3頭を飼養する。13年前に父・光洋さん(83)から引き継いだ繁殖雌牛を基に品種改良に取り組み、和牛の奥深さを実感している。

就農以前は調理師だった洋幸さん。光洋さんを手伝うなかで「牛の血統について知り、種類の多さに驚いた。おもしろいと感じ、牛飼いを続けていきたいと思った」と就農を決意。13年前に経営を引き継いだ。

 家畜人工授精師に相談しながら、かけ合わせを考えて、交配する血統を決めていく。「近親交配を避け、元気な牛が育つように心掛けている。うまくいかないことがあるが、大事に育てた子牛が良い成績につながったときはすごくうれしい」と笑顔を見せる。血統だけでなく、品種改良の進んだ繁殖能力の高い子牛を自家保留し、経営向上を図っている。
 全国和牛能力共進会への出場を目指す洋幸さん。「行政やJAを中心とした技術員の方々が定期的に巡回に来てくださり、アドバイスをもらっている。毎日見ていると分からないが、少しでも牛が良くなっていくよう努力していきたい」と力を込める。
 霧島市役所溝辺総合支所市民生活課産業振興グループの住吉義輝グループ長は「洋幸さんは人柄が良く、多くの人から頼りにされています。光洋さんが培ってきたことを生かしながら、全国和牛能力共進会を目指して頑張ってください」と期待する。
 

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