古民家いっぱいの「ひな飾り」
【2023年3月13日】南さつま市加世田唐仁原では、毎年2月15日~3月15日の期間に古民家を利用したひな人形展が4年前から開催されている。1953年~88年の間に作られた約20セットのひな人形が、家の中いっぱいに並べられている。

▲「母が手作りし、嫁入りの際に持たせてくれた
人形も展示しています」と金井さん
主催者は鹿児島市在住の金井民子さん(70)。5~6年前に大分県日田市で展示を観たのをきっかけに、知人や周囲に呼びかけて人形を集め、約10セットを展示し始めた。
新聞や市報に載ったことで来客者数も増え、観に来た人から「自分の物も飾ってほしい」と持ち込みもあり、今では家を埋め尽くすほどになった。段飾りをよく見ると人形の仕様が揃っていない物もあり、人形の持つ歴史も感じられる。
金井さんは「今では段飾りを飾る機会も少なくなった。押し入れに仕舞われたままでは人形たちもかわいそうなので、自分が元気な限り10年くらいは続けたい」と来年以降の展示にも意欲を見せる。
期 間:令和5年3月15日まで
(午前10時~午後3時で見学可)
場 所:南さつま市加世田唐仁原6368
※のぼり旗が立っています。
見学料:無料

▲母の手作りのひな人形